- 直営飲食店
「また入れない、を、また来たいに。」
元々この物件は、
ミナデインのシェフたちが商品開発や試作をする
“テストキッチン“として活用予定でした。
だけど気づけばありがたいことに、新橋の7店舗は連日満席。
ご案内できないお客様も増えてきたため、「だったら、ここもお店にしてしまおう」と、
屋根裏のキッチンをお店に改装することにしました。
場所は新橋他のお店の中央に位置し、もとは住居だったビルの3階。
看板もない、階段も急な“隠れ家”。でもだからこそ、自宅に招くような距離感で、
「特別な一杯」「新しい料理」を楽しんでいただける場所ができる、
ここのお店をつくったら、「また入れない」という残念な気持ちを、
「また来たい」という前向きな気持ちに変えることができる、と思いました。
コンセプトは「屋根裏の台所」
内装デザインは「料理研究家のアトリエ」
店名は『屋根裏の台所 匙かげん』
ロゴの“点々模様”には、
シェフが最後に味を整える“パラッ”というひと振り ──
その「匙かげん」に込めた美学を表現しています。
料理は、ミナデインのシェフたちが、
日々試行錯誤を重ねる“ワショク“のあたらしいカタチ。
商品コンセプトは“WASHOKU(和食・話食・輪食)“
和食を通して会話が生まれ、人の輪がつながっていくような、
そんな「外食の本質」を目指しています。
テストキッチンらしく、
メニューにはシェフのメモ書きノートをイメージし、イラスト入りのレシピを添えています。
「洋風肉じゃが」や「オレンジエビマヨ」など、ご自宅でも楽しめるレシピもあり、
帰宅後も余韻が残る仕掛けを込めました。
週替わりの「試作メニューのつまみ食い」は、
遊び心のあるスターター。訪れるたびに何か新しい発見があるようなお店です。
また、5〜10人程度の少人数宴会にも対応し、
1人6000〜8000円ほどで貸切利用も可能。
「少人数でしか利用できない」「姉妹店が満席で入れなかった」
という常連のお客様のご意見にも、“別邸”としてゆったり過ごしていただけるよう設計しました。
視認性の低さやアクセスの悪さも、
逆手に取れば“階段の先にある異空間”。
ひっそりと、でも確かに“ミナデインの料理”が体験できる空間です。
お客様に様々な用途を提供するために、いつもと違う雰囲気に。
「匙加減」という言葉は、単に分量を調整するだけでなく、
状況を把握し、適切な判断や対応をすることが求められる場面で使われる、
幅広い意味を持つ言葉です。
厨房の音、スタッフの所作──
すべてに気を配り、決して気取らず、でも非日常を感じる。
新橋全店の別邸として、
新橋にはない“屋根裏の秘密基地”として、
多様な用途で楽しんでいただけるように、絶妙な匙かげんで。
「手加減なしの匙かげん。」

【営業時間】火〜金 17:00〜23:30 土16:00〜23:00 (L.O. フード1時間前/ドリンク30分前)
定休日:日月祝
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