「家庭料理は人生模様」

“美味しいものを、安く、同じ味で“　──

そんな完璧さを求められる外食業界。
常に完璧を求められ、
店舗では簡単な調理しかできなくなり、
加工品が増え続け、外食が工業化しています。

同時に、
共働きによる時間不足、高齢化による孤食、
そして冷凍食品の進化により、家庭でも“手づくり”の時間は減少中。
便利になったこの時代、ふと恋しくなるのは「素朴な手料理」です。
競争に勝つこと、便利さを追求した結果、
その温もりが、飲食業界からも家庭からも消えかけている。

こんな課題を少しでも解消したい、という想いでオープンした、

「新橋二丁目九番地らんたん」

この小料理屋に並ぶのは、どこか懐かしい家庭料理たち。

誰かの思い出がつまった、煮物、炒め物、揚げ物たち。
おふくろの味、郷土料理、料理好きのレシピ。
家庭料理には、つくり手の生き方が滲み出ています。

一番おいしいのは“ママの味”
では、二番目においしいのは　──？

・・・

それを我々は
「親友のママの味」である、
と定義してこのお店をつくりました。

家庭料理には、家庭の数だけレシピがあって、
どれもが正解で、どれもが特徴的。

素朴だけど愛情深い、そんな料理を集めて、
まるで“セレクトショップ”のようにカウンターに並べていきます。

店名の「らんたん」は、家の前に灯す小さな明かりのこと。
まっすぐ帰りたくない夜、誰かの家に寄ったときのように、
ふらっと立ち寄れて、心と体があたたまる場所でありたい。
スタッフも料理も、いつも変わらず、あなたを迎え入れる。

ここは、誰かにとっての“第２の家”、
新橋二丁目九番地らんたんです。

「ママ以外の、ママの味。」
　　　　　　　　　　　ー　２０２０年１月１４日